IR推進法の付帯決議として決まったパチスロの規則改正(6号機)ですが、具体的にどうなるのか詳しくご存知ない方もいらっしゃるかと思います。
今回は5.9号機から6号機へと規則が改正される中での変更点を詳しく解説していきます。
目次
6号機の出玉性能はどうなるの?
ゲーム数 | 従来 | 新規則 | |
400ゲーム(打込み1200枚) | 上限 | 300%未満 | 220%未満 |
下限 | なし | 33.33%を越える | |
1600ゲーム(打込み4800枚)追加項目 | 上限 | 未設定 | 150%未満 |
下限 | 未設定 | 40%を超える | |
6000ゲーム(打込み18000枚) | 上限 | 150%未満 | 126%未満 |
下限 | なし | 50%を超える | |
17500ゲーム(打込み52500枚) | 上限 | 120%未満 | 115%未満 |
下限 | 55%を超える | 60%を越える |
ここでのポイントは出玉率の上限が従来より低く設定され、下限も設定されてしまった事です。
更には6号機から1600ゲーム(4時間)試験も追加されました。
これによりプレイゲーム数のハードルが4段階になり、さらにすべての段階で出玉率の上限と下限に収まるようにしないといけなくなりました。
言い換えると射幸性が高い機械は保通協を通りにくくなりました。
そもそもリミッターのある6号機は射幸性が高くしづらいんですけどね。
パチスロ新旧規則対照表
従来規則 ※3枚掛け遊技
5.9号機 | 払出枚数 | 差枚数(ユーザー目線) | |
400ゲーム(1,200枚投入) | 上限 | 3,600枚 | 2,400枚 |
下限 | なし | なし | |
1600ゲーム(4,800枚投入) | 上限 | なし | なし |
下限 | なし | なし | |
6000ゲーム(18,000枚投入) | 上限 | 27,000枚 | 9,000枚 |
下限 | なし | なし | |
17500ゲーム(52,500枚投入) | 上限 | 63,000枚 | 10,500枚 |
下限 | 28,875枚 | ▲23625枚 |
ユーザー目線の差玉に関しては実際の挙動と異なる場合があります。ユーザーのヒキの部分もある為です。
激しいスペックでもたまたま保通協の規則内に収まる場合がある為、市場に出た機械の出玉性能が高いことは多くあります。
新規則(6号機)※3枚掛け遊技
6号機 | 払出枚数 | 差枚数(ユーザー目線) | |
400ゲーム(1,200枚投入) | 上限 | 2,640枚 | 1,440枚 |
下限 | 400枚 | ▲800枚 | |
1600ゲーム(4,800枚投入) | 上限 | 7,200枚 | 2,400枚 |
下限 | 1,920枚 | ▲2880枚 | |
6000ゲーム(18,000枚投入) | 上限 | 22,680枚 | 4,680枚 |
下限 | 9,000枚 | ▲9,000枚 | |
17500ゲーム(52,500枚投入) | 上限 | 60,375枚 | 7,875枚 |
下限 | 31,500枚 | ▲21,000枚 |
6号機になる事でユーザーが獲得できる差枚数の期待値が減少します。
その代わりに下限が設けられましたので、投資はやや緩やかになる事が予想されます。
射幸性が下がり、遊びやすくなるイメージです。
もちろんヒキ次第で万枚を狙えない事もない(一撃での万枚獲得は2400枚リミッターがあり無理)ですが、超人的なヒキが必要になります。
差枚数だけを比較すると次のようになります。
差枚数比較
ゲーム数 | 5.9号機 | 6号機 | |
最大差枚数 | 最大差枚数 | ||
400ゲーム | 2,400枚 | → | 1,440枚 |
1,600ゲーム | 無し | → | 2,400枚 |
6,000ゲーム | 9,000枚 | → | 4,680枚 |
17,500ゲーム | 15,000枚 | → | 7,875枚 |
まずはパチスロの出玉試験の変更についてご覧いただきました。
ポイント
・差玉性能は悪くなるが、出玉試験に下限が設けられ、ベースが上がり遊びやすくなる
・高純増で出し続ける事が難しくなり、射幸性が下がる
続いては大当たり出玉の変更について記載します。
大当たり出玉の変更
以下はAタイプの仕様についてです。最大獲得枚数の減少幅にご注目下さい。
種類 | 5号機最大獲得枚数 | 6号機最大獲得枚数 | 獲得枚数比較 |
BIG BONUS (エヴ〇タイプ)※注1 | 448枚(最大払出し480枚) | 280枚(最大払出し300枚) | ▲168枚 |
BIG BONUS (ジ〇グラータイプ)※注2 | 336枚(最大払出し360枚) | 210枚(最大払出し225枚) | ▲126枚 |
REG BONUS ※注3 | 250枚(最大払出し268枚) | 156枚(最大払出し168枚) | ▲94枚 |
※注1、第一種特別役物に係る役物連続作動装置、第二種特別役物「非搭載」
※注2、第一種特別役物に係る役物連続作動装置、第二種特別役物「搭載」
※注3、第二種特別役物に係る役物連続作動装置
表を見ていただくとBIGボーナスの最大獲得枚数がどちらも300枚に届かないことが分かります。
市場で非常にシェアの高いジ〇グラータイプは今後どのように進化していくかが気になるところです。
ちなみに上記の表はノーマルタイプの出玉に関する変更です。
内規が変わり、高純増のAT機が作れるようになりますので(出玉試験の範囲内)今後の主軸はAT機に移行するかもしれません。
ただし、1500Gか2400枚でリミッターがありますがね・・・
ポイント
・ ノーマルタイプは大幅にスペックダウン
・ 新内規は高純増AT機の開発が可能になる
まとめ
5号機から6号機に移行することでパチスロの射幸性は下がります。
しかし、高純増AT機が開発できるようになったので、今までにない楽しさを搭載した機械が登場する可能性があります。
内規も変わりますのでこちらの記事をお読み下さい ↓↓↓
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